おいしい情報

みんなに知ってほしい!菊水の麺がもっとおいしくなる情報コーナーです。

おいしい食べ方について

生麺のおいしいゆで方は?

大きな鍋にたっぷりの水を入れてぐらぐらと沸騰させてください。
目安として、麺1食につきお湯約2ℓになります。麺が1食増える毎に約1ℓずつ増やしてください。
※沸騰していないと麺の表面が溶けてしまうので注意!
※お湯が少ないとゆであがるまで時間がかかります。

やさしくほぐした麺を沸騰したお湯に入れ、表示の時間ゆでてください。
強火で再沸騰したら、吹きこぼれない程度に火を弱めます。
鍋の中で麺がぐるぐる回るくらいがベストです。
※麺をほぐさないと麺同士がくっついた状態になる可能性があるので注意!

パッケージに書いてあるゆで時間よりちょっと早めに1本つまんで固さを確かめ、お好みの食感になったところで火を止めましょう。
※ゆですぎた麺は元にもどせません!早めに確認しましょう。
※温かくして食べる麺は短めに、冷して食べる麺は長めにゆでると食べる時にちょうど良い固さになります。

札幌ラーメンの特長!熱々ラーメンスープの作り方を教えてください。

油をひいたフライパンをよく熱し、野菜をあおって炒めます。炒めた野菜の上から熱湯とスープを入れよく溶かし、ひと煮立ちさせます。
これは札幌ラーメンの特長『あおり』という調理法です。野菜の旨味を凝縮させ、熱々の油がスープの表面を覆い、冷めにくいスープに仕上がります。

せっかくの熱々スープが冷めないように、あらかじめ丼を温めておき、
麺とスープが同時に仕上がるように作ることがポイントです!

本格的に『あおり』調理をしなくても、簡単に熱々スープを作る方法もございます。
丼とは別の器に熱湯を注ぎ、小袋スープを袋のままお湯につけて温めておきます。
麺がゆであがる少し前に、小袋スープを湯から取り出し、丼に中身を出してください。
そこに希釈用の熱湯を注げば、熱々のままの美味しいスープに仕上がります。

<ご注意ください!>
小袋スープを温める際に、袋のまま直接鍋に入れ、加熱沸騰状態で放置するのはお避けください。小袋のシール部分がはがれ、スープが漏れ出す可能性があります。

冷し麺を作ると麺のコシが弱く、ぬめりもありおいしくできません。どうしたらおいしくできあがるでしょうか?

麺がゆであがったら、すぐに冷水で洗い、素早くしっかり冷やす事がポイントです。
ゆでることにより麺の中のでん粉が糊化します。
この糊化により麺の表面のぬめりを引き起こします。また、ゆであがった麺をすぐに冷やさないと糊化が芯の方まで進み、のびた麺になってしまいます。
それを食い止めるため、すぐに冷水で表面のぬめりを洗い流し、加熱の進行を止めることにより表面が引き締まり、コシの強いおいしい麺となります。
麺を洗った後、氷水で冷やすと、いっそう引き締まっておいしくなります。

上手な保存方法

生麺の上手な保存方法は?

冷蔵庫で保存する際、ドアポケットや冷気が直接あたる部分に置くのはお避けください。
急激な温度変化が起こりやすい場所に保存すると袋の中に結露が発生するため、麺に水滴が付着し表面が溶けてしまったり、麺が乾燥して硬くなる場合があります。

生麺は冷凍できますか?

生麺は冷凍保存が可能です。
冷凍する場合は、賞味期限内のなるべく早くに冷凍庫で保存し、冷凍後1カ月位を目安にお召し上がりください。
調理する際、麺は解凍せずにそのまま沸騰したたっぷりのお湯に入れてお好みのかたさにゆでてください。

※ゆで麺は冷凍保存はお避けください。
ゆで麺は水分が多く含まれるため、冷凍すると麺の食感が変わったり、短く切れることがあるためです。

マメ知識

本場札幌ラーメンと表示できるのは?

全国的に有名な札幌ラーメンの「めん」には製造基準があります。
全国生めん類公正取引協議会では不当表示を禁止する目的で、あらかじめ決められたご当地麺に限り、当該地で製造し、当該地の伝統的な特徴をそなえていることを条件に、名産、特産、名物、本場等と表示してよいとされています。
決められているのは札幌ラーメンをはじめ信州そばや長崎ちゃんぽんなど合計10種類のご当地麺です。
ちなみに「本場札幌ラーメン」と表示できるのは、以下の3項目をクリアしたものだけです。

・北海道で製造されたもの
・原料小麦粉…たん白質11%以上、灰分0.38%以下の小麦粉
・熟成時間…3℃以上、10℃以下の保管室で40時間以上

「らーめん」の語源は?

大正11年、大久昌治・タツ夫妻が北大前に開店した竹家食堂では、調理人の王文彩が作る「肉絲麺(ロースーメン)」が人気でした。
特に中国人留学生がおいしそうに食べるのを見た日本人がその麺を「俺にもチャンコロソバくれ」と注文するのを聞いたタツは心を痛め、呼びやすい名前がないかいつも考えていました。
厨房で王文彩は「肉絲麺」ができると大きな声で「好了!」(ハオ・ラー:出来上がったよ!の意味)と叫び、タツの耳にはいつも「ラー!」の言葉が残りました。
「ラーメンはどうだろう」昌治に相談したタツは壁に「ラーメン」とカタカナで書いた品書きを掛けました。
すると、それから しばらくしてみんなが「ラーメンをくれ」と言うようになります。
竹家のラーメンは人気を博し、 薄野の喫茶店にまでラーメンは広がり、札幌ラーメンの礎となりました。
(参考文献「竹家食堂ものがたり」大久昌巳・杉野邦彦共著)